ハーツクライと橋口弘次郎元調教師(2005年12月撮影)

 JRAは10日、2005年のGⅠ有馬記念、06年のGⅠドバイシーマクラシックを制したハーツクライが9日、起立不能となり死んだことを発表した。22歳だった。今回の訃報を受け、現役時代に同馬を管理した橋口弘次郎元調教師がコメントを寄せた。

 橋口弘次郎元調教師の話「昨日(9日)の夕方に牧場の方から『容態が悪く(命が)危ないかもしれません』という連絡を受けていました。本当に残念です。思い出深く、忘れがたい馬です。一番思い出に残っているレースはドバイのGⅠシーマクラシック。本当に強かった。他の馬を寄せつけませんでしたから。本当に能力の高い馬でした。種馬として大成功してくれましたし、調教師として管理した馬の血筋が広がっていくのは、とてもうれしい限りです。〝ハーツクライ〟の名前は、これからも残っていきますからね」

著者:東スポ競馬編集部