
12日の中京10R・昇竜S(3歳オープン、ダート1400メートル)はアメリカのチャンピオンサイアー・イントゥミスチーフを父に持つグレートサンドシー(牡・中内田)が人気に応えて優勝した。勝ち時計1分24秒0(良)。
ちょうど隣の馬を見た際にゲートが開いたため一歩立ち遅れ、さらに芝スタートで進みが悪く後方からに。4コーナーを回る時も先頭からはかなり離れた最後方集団にいたが、鞍上がアクションを起こすと目を見張るような伸びを見せ、先頭を走っていた馬を並ぶ間もなく抜き去った。
川田は「まだ前半から動けないのでこういう競馬になりました。このまま順調に成長してくれたら」とまだまだ伸びシロを感じている様子。見守った中内田調教師も「ゲートを出てから進んで行かなかったので心配しました。直線に外に出すと伸び始めたので、届いてくれと思っていました。結果的にすごく強い勝ち方でしたね。まだ競馬の経験が浅くて、心身ともに幼い。今後は馬の成長を促しながら決めていけたら」とホッとした表情で将来性に期待していた。
著者:東スポ競馬編集部