
昨年、兵庫県競馬では1996年ケイエスヨシゼン以来となる2頭目のNARグランプリ・年度代表馬イグナイター(牡5・新子雅)。振り返れば昨年の高知・黒潮スプリンターズカップから快進撃が始まり黒船賞、かきつばた記念とJpnⅢを連勝。JpnⅠ制覇という明確な目標がある今年は、船橋・かしわ記念がターゲットになる可能性もある。それもここで結果を出してこその話。弾みをつけるためにも黒船賞連覇は何としても果たしておかねばならない。その意気込みを新子雅司調教師に聞いた。
――9馬身差で圧勝した前走の黒潮スプリンターズカップが20キロの馬体減。激走した反動は
新子雅 輸送で減る体質みたいだが、能力には影響ないので心配していない。510キロ台ならOK。それに前走はあくまでステップレースで、年明けからここに照準を合わせての調整だった。最終追い切りも破格の時計が出たからね。
――チャレンジャーだった昨年とは違ってマークされる立場。そのあたりの対応策は
新子雅 年末の兵庫ゴールドトロフィー(5着)でも徹底マークされた。これからはそんなレースが増えるのは覚悟している。だからといってスタイルを変えるつもりはない。今回は外めの枠(7枠9番)なのでスムーズに走れるのではないか。
――意気込みを
新子雅 今年は57キロだが昨年より状態はいいので気にならない。メンバー的にもチャンスはありそう。スタートを決めてハナか番手で自分の競馬をするのみ。
著者:東スポ競馬編集部