
3歳春にGⅢユニコーンSを制し、JpnI・JBCクラシック3着→JpnⅡ名古屋グランプリ制覇と世代上位の実績を残したペイシャエス(牡4・小西)。今年初戦の川崎記念では大敗を喫したが、堅実な先行力は大きな魅力だ。いざ巻き返しへ――管理する小西一男調教師にその手応えを聞いた。
――前走の川崎記念(7着)を振り返ってください
小西 強いメンバーを相手にもまれる競馬で嫌気が差したみたい。モロさが出た感じです。この馬はいろんな条件で走っているように対応力があるけど、上の条件になるとなかなか自分のペースで走れないからね。ただ、今後に向けていい経験になったと思います。
――中間の気配は
小西 前走後も在厩のまま調整し、順調に来ています。新コンビとなる戸崎圭騎手に坂路で2週(1日=4ハロン54・3秒、8日=同51・9秒)続けて乗ってもらい、しっかりと動けています。
――今回は船橋のダート2400メートルになります
小西 距離は経験がないので何とも言えないけど、力はあるからね。自分のリズムならもっとやれる。今回は前回に比べれば少しは相手も楽になりそうだし、他の馬もこの距離を経験しているわけではないからね。自分のペースで、もっと馬群がばらけた競馬なら違うはず。調教の動きがいいし、楽しみにしています。
著者:東スポ競馬編集部