
前走の佐賀記念を制してマーキュリーカップに続くJpnⅢ2勝目を手にしたバーデンヴァイラー(牡5・斉藤崇)。それまでの大敗を疑うほどの快走で、5歳を迎えてようやく軌道に乗った。重賞連勝に向けて手応えはいかに? 管理する斉藤崇調教師に聞いた。
――佐賀記念1着は大敗続きからの見事な変わり身でした
斉藤崇 気持ちの弱さというか、強いメンバーを相手に厳しいレースとなると力を出し切れないところもあったんですが、中間から復調気配にあった前走では本来の走りでいい競馬ができました。
――中間の調整は
斉藤崇 一旦は放牧に出して馬の状態を確認してから、このレースを目標にして帰厩しました。順調な仕上がりを見せていますし、変わりのない好状態をキープできています。これまでも調教でよく動けている時はレースでも好結果を出せる傾向にあるので、今回も期待が持てる状態でレースに臨めそうです。
――初コースですが見通しを
斉藤崇 小回りコースを1周半する条件を前走で経験できましたし、勝って賞金を加算できたことでローテーションを組みやすくなり、調整がしやすくもなりました。前走の内容だけを見れば地方交流重賞の流れなら頑張れる感じなので、ここも引き続き期待しています。
著者:東スポ競馬編集部