仕上げに狂いはないセブンマジシャン(右)

スプリングステークス2023

[GⅡスプリングステークス(皐月賞トライアル)=2023年3月19日(日曜)中山競馬場、芝内1800メートル]

 セブンマジシャンは坂路併せ馬でクビほど遅れる形にはなったが、最後まで馬なりでのもの。ラスト1ハロン12・0秒(4ハロン54・0秒)と軽快に脚を伸ばせており、仕上げに狂いはない。高野調教師は「少し間隔は空きましたけど、馬はメチャクチャ具合がいいですね。1週前の動きの質、時計とも良かったので直前は余力を残して。(皐月賞への)最後のチャンスなので何とか権利を」と気合が入っていた。

 アイスグリーンは坂路で単走。ラスト1ハロンで気合をつけられると、4ハロン53・5―12・4秒と気分良さそうに脚を伸ばした。あとは長距離輸送後も落ち着きを保っていられるかが課題となろうか。「イレ込みも前走(あすなろ賞1着)は我慢が利いていて、最後は差し返すしぶとさを見せてくれました。相手が強くなる重賞でも力を出し切ることができれば」と池添調教師。

著者:東スポ競馬編集部