
名古屋競馬場で16日に行われたJpnⅢ「第46回名古屋大賞典」(2000メートル)は、単勝1・2倍と圧倒的な1番人気に支持されたJRAハギノアレグリアス(牡6・四位)が制した。
前を行かせながら好位を追走し、4角で外に持ち出すと、直線では内を突いたケイアイパープル(牡7・村山)との壮絶な叩き合い。これをアタマ差しのいで悲願の重賞初制覇となった。3着には3馬身遅れてバーデンヴァイラー(牡5・斉藤崇)が入った。勝ち時計は2分08秒2(良)のレコード。
勝利に導いた川田は「ケガもあり時間がかかりましたが、重賞ウイナーの仲間入りができて良かったです。初めて乗った時から重賞を取れる馬と思っていましたし、彼を褒めてあげたいです。向正面から2着馬の手応えがいいのが分かっていたので、直線は外から併せの馬に持ち込みました。終始、しっかりと反応してくれました。(3日連続の交流重賞制覇に関して)田中学(兵庫・ジンギ6着)さんに怒られました〝やりすぎだ〟と」。冷静な判断の好騎乗が光った3日間だった。
著者:東スポ競馬編集部