
【血統値】芝1600メートルの新馬戦を勝ってからは、ずっと芝1400メートル〜1600メートルを使われていたトウシンマカオだったが、4走前からスプリント路線に転じ4→1→1→4着。京阪杯では重賞初制覇を飾った。
父は16年の高松宮記念をレコード勝ちしたビッグアーサー。その父は史上最強のスプリンターと呼ばれたサクラバクシンオー。2002年に3馬身半差で逃げ切ったショウナンカンプの父でもある。快速の遺伝子がトウシンマカオにもしっかりと継承されている。
母のユキノマーメイド(父スペシャルウィーク)はおおぞら特別など芝1800〜2000メートルで4勝。産駒は都大路Sなど7勝を挙げ、GⅡマイラーズCでインディチャンプの2着したべステンダンクなど10頭中8頭が中央で勝ち上がっている。
祖母のサスペンスクイーンはウッドマン産駒の(外)馬。帆柱山特別など、こちらは芝の短距離で3勝を挙げている。曽祖母クリスタルカップ(父ニジンスキー)は米2戦0勝ながら、GⅠスプリントC、GⅢビーズウイングSなど英7勝のイクタマル、米GⅡアーカーソンダービーのロッカムンド、GⅡコンセイユドパリ賞、同ジャンドショードネイ賞、GⅢエドヴィル賞など仏5勝のファーストマグニチュードと3頭の重賞勝ち馬を産んだ。孫からも英GⅡジムクラックSの勝ち馬コンクエストが出る。
トウシンマカオが高松宮記念を勝てばサクラユタカオー〜サクラバクシンオー〜ビッグアーサーに続く父子4代GⅠ制覇が達成される。内国産4代目継承への夢が広がる。
著者:東スポ競馬編集部