軽快な動きを見せたライトクオンタム(左)

桜花賞2023

[GⅠ桜花賞=2023年4月9日(日曜)3歳、阪神競馬場・芝外1600メートル]

<栗東>2戦2勝のライトクオンタムがウッド馬なりで6ハロン84・7―12・0秒。時計は標準級ながら脚取りは軽快だった。騎乗した武豊は「少し行きたがったけど右にササる点はマシになっていました。あとは今朝のような重たいウッドが得意じゃない感じがしたので、当日は良馬場で走らせてあげたい。2戦目で牡馬相手に重賞を勝ったように能力の高い馬。ディープ(インパクト)最終世代にこういう舞台で乗れるのはうれしい」。

<美浦>美浦ではチューリップ賞3着のペリファーニアが南ウッドで3歳未勝利馬と併せ馬。前半行きたがるしぐさを見せたものの何とか折り合いをつけ、直線では抜群の反応。馬なりのまま半馬身先着した(5ハロン67・7―38・6―11・6秒)。中間はノーザンファーム天栄に放牧に出されたが、馬体はまったく緩んでおらず毛ヅヤも冴えている。鹿戸調教師は「やればやるだけ動く馬。オーバーワークに気を付けて調整しているが、前走からの上積みは見込めると思う」と上昇カーブに満足げだった。

著者:東スポ競馬編集部