キズナとの牡馬を出産したヨカヨカ(サンデーヒルズGM・中田友介氏提供)

 26日に北海道・新ひだか町のサンデーヒルズで父キズナとの初子を出産した〝九州産の星〟ヨカヨカ(牝5)について、現役時代に同馬を管理した谷調教師が29日、喜びを語った。

 谷調教師は「予定日をだいぶ過ぎていたので50キロくらいのとても大きな子が生まれましたが、母子ともに元気だという報告を受けてホッとしました。同時にとてもうれしい気持ちです。写真を送っていただいたのですが、とてもしっかりした男の子ですね。オーナーは産まれる前からウチの厩舎に預けてくださるとおっしゃっているので、とても楽しみ。近々見に行きたいと思います」と初対面を心待ちにしていた。

 ヨカヨカは21年秋に調教中の故障で競走能力を喪失。志半ばでの引退となったが、当時、無理をせず懸命な治療でしっかりとケアを施した結果、こうして母になることができた。物語の続きは産駒たちへ託されていく。

著者:東スポ競馬編集部