桜花賞以上の気配を誇るコナコースト

オークス2023

[GⅠオークス=2023年5月21日(日曜)3歳牝、東京競馬場・芝2400メートル]

<栗東>桜花賞は残り200メートル地点で先頭に立って3着ペリファーニアの追撃を振り切り勝利したかと思われたが、ゴール前でリバティアイランドの強襲に遭って2着惜敗。勝ち馬の異次元の強さを素直に認めるしかなかったが、今回は舞台が替わるだけに逆転にいちるの望みを託す。

 最終追いは坂路単走。道中は1秒以上離れた僚馬を見る形でゆったりと進む。先週ウッドで6ハロン79秒台の負荷をかけたので今朝は微調整程度だったが、それでも前を行く僚馬を馬なりのままどんどん追い詰めて勢いを保ってゴール。余力を残して4ハロン54・1―12・4秒をマーク、桜花賞以上の状態で臨めそうだ。

 清水久調教師は「桜花賞後に少し疲れはあったけど、すぐに回復。折り合いの心配がないので距離は問題ない。これまで崩れていないのも強み」。

著者:東スポ競馬編集部