ダンスインザムード(右上)ハープスター(右下)は敗れたがリバティアイランド(左)は…

オークス2023

[GⅠオークス=2023年5月21日(日曜)3歳牝、東京競馬場・芝2400メートル]

 21日、東京競馬場で行われる牝馬クラシック2冠目の第84回オークス(芝2400メートル)の前日最終オッズが20日、JRAから発表された。

 1冠目の桜花賞を圧巻の末脚で制したリバティアイランド(中内田)が単勝1・4倍でダントツの1番人気。離れた2番人気は9・0倍でルメール騎乗の桜花賞4着馬ハーパー(友道)、3番人気が13・5倍で桜花賞2着でキタサンブラック産駒コナコースト(清水久)と続いている。

 まさにリバティアイランドの圧倒的能力がオッズにも反映された形だが…。ダントツ人気が必ずしもより勝ちに近づくわけではないというのがこのオークス。実は2000年以降、単勝1・4倍以内の断然人気に支持された馬は3頭いるのだが、その中で勝ったのは2009年のブエナビスタ(単勝1・4倍)だけだった。

 あとの2頭は、2004年ダンスインザムード(1・4倍)が4着、2014年ハープスター(1・3倍)が2着に敗れている。

 当日リバティアイランドのオッズがどう変化するかにもよるが、少なくとも過去の歴史からは人気が集中すればそれだけ勝率が高まるというわけではなさそうだ。

著者:東スポ競馬編集部