〝不完全燃焼〟に終わったコナコースト

オークス2023

[GⅠオークス=2023年5月21日(日曜)3歳牝、東京競馬場・芝2400メートル]

 打倒リバティアイランドの期待を背負い、3番人気に支持された桜花賞2着馬コナコーストは後方から脚を伸ばすも7着まで。デビューからの完全連対は〝4〟でストップした。

 ただ、決して納得のいく一戦ではなかったようだ。桜花賞では2番手から見せ場十分の走りを見せたが、この日は一転して後方13番手からの競馬に。〝優勝請負人〟として手綱を託されたレーンも「スタートで隣の馬にぶつけられて後ろからに。レースに参加できなかった」と意図したポジションではなかったことを悔やんだ。パトロールビデオで見直しても隣のソーダズリングが斜めにゲートを飛び出し、コナコーストに体当たり。コナコーストが大きく体勢を崩すシーンが映し出されている。

「その中でも7着と馬は頑張っている。まだ若さもあるし、成長していけば」と鞍上も秋を見据えたが、何とも後味の悪いレースとなってしまった。

著者:東スポ競馬編集部