7着に終わったコナコースト

オークス2023

[GⅠオークス=2023年5月21日(日曜)3歳牝、東京競馬場・芝2400メートル]

 桜花賞2着からリベンジを期しての出走となった3番人気のコナコースト。レースでは人気に応えられず、7着に沈んだ。

 しかし、敗因は明確だ。鞍上のレーン、そして同馬を管理する清水久調教師が口を揃えて「スタート時に隣の馬とぶつかっての不利が痛かった」と振り返ったように、隣の馬のアオリで体勢を崩し、ゲートが開いた直後にレースプランはもろくも崩れた。それでも「よく落ちなかったくらい」と師が語るほどの逆境の中、道中は中団から徐々に7着まで追い上げるなど見せ場をつくった。

 この日がレースでは初騎乗のレーンは「まだ若さはあるが、成長すればナイスホースになると思う」と評するように地力では世代上位。ひと夏を越えて成長し、残り1冠で巻き返すべくリバティアイランドの背中を追い続けていく。

著者:東スポ競馬編集部