重賞5勝目を狙うシャマル(2022年11月30日撮影)

さきたま杯2023

[JpnⅡさきたま杯=2023年5月31日(水曜)4歳上、浦和競馬場・ダート1400メートル]

 昨年3着のリベンジを狙うのがシャマル。当時1400メートルは初挑戦だったが、経験を積み重ねて距離の幅が広がった今なら、さらなるパフォーマンスアップが期待できる。いざ交流重賞5勝目へ――送り出す松下武士調教師(42)に手応えを聞いた。

 ――まずは前走(かしわ記念4着)を振り返ってください

 松下 前走は馬場の悪いところを通らされましたし、左トモを落鉄していました。もともと左右の回りに差がある馬ではないんですが、ジョッキーは左手前だと外に流れて進みが悪かったと話していました。

 ――中間の調整は

 松下 これまでは角馬場で動かしてから坂路調教を行っていましたが、この中間は角馬場をやめて坂路2本の調整に。より負荷のかかるメニューを取り入れています。もう一段の成長をと期待しています。

 ――仕上がりは

 松下 使った後も疲れなくきていますし、体調面に波のないタイプで状態も安定しています。引き続き力を出せる態勢にあると思います。

 ――レースに向けた抱負を

 松下 浦和は昨年2回走って3、1着だから、コース替わりも問題ないでしょう。大きい舞台を目標にしていますので、今後に向けて何とか賞金を加算したいですね。

著者:東スポ競馬編集部