阪神では2戦2勝と負けなしのソーヴァリアント

鳴尾記念2023

[GⅢ鳴尾記念=2023年6月3日(土曜)3歳上、阪神競馬場・芝2000メートル]

 京都競馬場の改修工事による変則開催が終わり、今年は3年ぶりに従来の阪神競馬場での施行に戻る鳴尾記念。その恩恵を一番受けるのは間違いなくソーヴァリアント(牡5・大竹)だ。

 前走のGⅡ中山記念はプラス12キロと過去最高の馬体重(518キロ)が響いたか、能力全開とはならず9着に終わったが、今回は言い訳のできない舞台。GⅢチャレンジC連覇(21、22年)を成し遂げた〝思い出の地〟で再起を図る。

 5月31日に美浦南ウッドで行われた最終追い切りは単走馬なりの形でラスト1ハロン11・1秒をマーク。休養明けを感じさせない豪快な伸びを見せた。大竹調教師は追い切りについて「もう少し遅くても良かったが、内を回った分、タイムが出た」と謙遜しつつも「間隔は空いたが順調。得意の舞台でなら」と状態面に太鼓判を押した。

 今回は先のチャレンジCで連覇に導いたルメールが手綱を握る。当舞台だけでなく、ルメールとのコンビでも2戦2勝と相性は抜群。復活走を見せつける条件はすべて揃っている。

著者:東スポ競馬編集部