
鳴尾記念2023
[GⅢ鳴尾記念=2023年6月3日(土曜)3歳上、阪神競馬場・芝2000メートル]
紅一点の参戦となった2番人気のマリアエレーナ(牝5・吉田)はあとひと伸びを欠き5着に終わった。
スタートを決めて楽々と番手を確保し、道中はインで折り合いに専念。良馬場まで回復した馬場を考慮すれば1000メートル通過59秒6と決して厳しいペースではなかった。4角も手応え良く回ったものの、直線の急坂を上ってから伸び切れなかった。
松山は「スタートが速くて、番手での競馬となりましたが、最後に苦しくなってしまいました。牡馬相手によく頑張ってくれました」とパートナーをたたえた。
これで牡馬との混合戦では7→8→5→5着と苦戦が続くが、21年10月以降の牝馬限定戦では〈1・2・1・0〉と崩れていない。牝馬同士の争いならば、まだまだ見限れない存在と言えよう。
著者:東スポ競馬編集部