外からアトロルーベンスが差し切り勝ち

 4日、阪神競馬場で行われた5Rの2歳新馬(芝内1400メートル)は、1番人気のアトロルーベンス(牝・高野)が後方追走から直線で一気に弾けて勝利を飾った。勝ち時計は1分24秒4(良)。

 スタートは出たものの、最内枠ということもあってスターターの車両を見て外へ張るようなしぐさも。ただ、鞍上が上手に誘導してその後はリズム良く後方を追走した。直線は外へ出すと残り200メートルから一気に加速して先行馬を飲み込んだ。「直線も抜け出してからフワッとするかなと思いましたが、しっかりと走れていました。この経験が今後に生きてくると思います」と団野。

 半兄に重賞2勝馬のサトノアーサー、砂オープンで活躍中のスワーヴシャルルがいる良血。まだ若さは残しながらもなかなかの決め手の持ち主で、今後の出世が期待できそうだ。

著者:東スポ競馬編集部