[GⅠヴィクトリアマイル=2022年5月15日(日曜)4歳上、東京競馬場・芝1600メートル]

明暗が分かれたソダシ(左)とレイパパレ

 明石 1番人気のレイパパレは12着。好位につけながら全くいいところがありませんでした。

 上田 かなりの不利があったから何とも言えない部分はあるんだが…。マイル2戦2勝とはいえ、久々でいきなりのGⅠステージは勝手が違ったってことだろう。そもそも追走のラップを一段上げなきゃいけないという意味で、距離は延ばすよりも縮めるほうが難しいんだ。

 明石 前走の大阪杯の通過ラップが4ハロン46秒8→5ハロン58秒8、今回は46秒3→58秒0ですからね。言われてみると確かにその通りです。

 上田 だろ? それより俺が紙面のコラムで書いたようにまさに神のみぞ知る、だったな。

 明石 確かにあの透き通るような白さはもはや〝神獣〟と言っても過言ではないですよね。

 上田 別にソダシのことを言ってるわけじゃないぞ。天候だよ、お天道様。

 明石 あぁ、そっちでしたか。雨の影響は避けられないとかでやたらと道悪予想が目立ってました。

 上田 それがどうだ? ふたを開けてみれば良馬場発表。前の日の京王杯SCも7ハロン1分20秒2での決着だもんな。そこまで影響がなかったじゃないか。

 明石 そういう意味での神のみぞ知る。上田さんの仰る通り、正確な天気予報なんて人間には分からないってことですね。

 上田 その通り。ただ、勝ち時計が1分32秒2だろ? イメージとしてはやっぱり稍重に近い良馬場だよな。

 明石 そうですね。となれば、前半3ハロン34秒7→5ハロン58秒0の通過ラップは及第点といったところでしょう。古馬のマイルGⅠにしては少し大きめの数字ですが。

 上田 レースラップを2分割しても前半4ハロン46秒3、後半4ハロン45秒9でほとんど落差がないからな。紛れの生じにくいほぼイーブンのラップを2馬身抜け出したソダシは大したもんだよ。

 明石 ペースに恵まれたとか緩い馬場が味方したとか言われそうですけど、そもそも桜花賞をコースレコードで勝ってるわけですからね。たとえパンパンの良馬場の高速決着でも結果は変わらなかったと思います。

 上田 同感だな。2着以下の馬とはそれだけ力の差があったとみて間違いないだろ。芝のマイラーとしてなら、牡馬相手でも天下を取れるんじゃないか。

著者:東スポ競馬編集部