
オールカマー2023
[GⅡオールカマー=2023年9月24日(日曜)3歳上、中山・芝外2200メートル]
次週のGⅡオールカマー(24日=中山芝外2200メートル)に出走するタイトルホルダー(牡5・栗田)が14日、美浦南ウッドで1週前追い切りを消化した。原田が騎乗(レースは横山和)し、同厩キープブライトン(古馬1勝クラス)を追走して馬なりのまま3馬身の先着。5ハロン65・9―11・3秒を楽々と叩き出した。連覇に挑んだ天皇賞・春で競走中止後の復帰初戦だが、迫力のある動きは健在で上々の仕上がりをアピールした。
栗田調教師は「(先行馬に5ハロン)68秒くらいで誘導して、折り合いや手前の替え方などを確認してもらいました。(主戦の横山)和生がこういう状況(ケガで療養中)なので、普段から調教を手伝ってもらっている原田に先週から乗ってもらって、〝先週よりもいい〟と言ってくれています。もともと動く馬だけど、やって出た時計ではなく控えめでのもの。走る気持ちもありますね」と好感触を口にした。なお、最終追いは横山和が騎乗して来週木曜(21日)に行う予定。
一方、前日の13日に追い切られたのがノースブリッジ(牡5・奥村武)。岩田康騎手を背に南ウッドで一杯に追われ、5ハロン65・7―11・3秒と上々の動きを見せた。この馬のために美浦に駆けつけた鞍上は「いつも通り。1週前なのでまだ息遣いがよくないところもあるけど、動き自体はいいですね。いつもは動きにばらつきが出るのが今日はばらけなかった。いらんこともしないし、大人になったんちゃうかな? それなりのメンバーだろうけど、中山は得意だからね」とうなずいた。
著者:東スポ競馬編集部