標的に襲いかかるソールオリエンス(左)。鞍上・横山武との息もピッタリだ
標的に襲いかかるソールオリエンス(左)。鞍上・横山武との息もピッタリだ

セントライト記念2023

[GⅡセントライト記念=2023年9月18日(月曜)3歳、中山・芝外2200メートル、菊花賞トライアル]

<美浦>日本ダービーでは先に抜け出した好敵手タスティエーラに追いすがるもクビ差及ばず。皐月賞に続く2冠制覇を逃したソールオリエンス。菊花賞でのリベンジに向けて圧倒的なパフォーマンスを見せつけたい。

 注目の最終追い切りは横山武を背に南ウッドで古馬3勝クラスと併せ馬を敢行。3馬身追走態勢からラスト1ハロンでは持ったままの手応えで11・7秒を刻み、さすがの1馬身半先着を果たした(6ハロン82・1秒)。

「すごくいい状態に仕上がっていると思います。先週は速い時計を出したので今週は疲れを残さず、そして馬が気分良く臨めるようにサラッと。狙い通りの調教ができました。折り合いが一番心配ですが、今の感じなら大丈夫そうですね。順調なのは何より。あとは無事に出走できれば」と横山武は頼もしき相棒に目を細めた。世代最強決定戦に向けての準備は着々と進んでいる。

著者:東スポ競馬編集部