
武豊、横山典弘らJRA、地方競馬で通算2000勝以上を挙げているジョッキーが一堂に会した「第30回ゴールデンジョッキーカップ」(園田競馬場)。自身に初のダービー戴冠をもたらしたスペシャルウィークの勝負服に身を包みレース前のセレモニーに臨んだ武豊は「またこの勝負服を着られてうれしいです」と笑顔を見せた。一方、宝塚記念を制したメジロライアンの勝負服で登場した横山典は「ちょっと恥ずかしいですね。もうそんなにたつんですね」とはにかんだ。
第1戦のファイティングジョッキー賞(1230メートル)は兵庫・田中学騎乗のメロパール(牝3・永島太)が逃げ切り勝ち。「1コーナーで来られたけど、うまく対応できました。最後迫られたけど全体的にはイメージ通りでしたね」と快勝を振り返った。
第2戦のエキサイティングジョッキー賞(1400メートル)は圧倒的1番人気に推された武豊騎乗のディージェーサン(牝4・永島太)が1着。好位追走から直線を向き抜け出すと、そのまま後続を引き離し快勝した。
武豊は「単勝1・2倍はプレッシャーでしたが、久しぶりにこの勝負服で勝ててうれしいです。横山典さんとはタイムスリップしたみたいだね、と話していましたがここは勝ちたいと思っていたので」と語り、これで2連勝となった永島太調教師について「彼が現役のときから親しくさせてもらっていますが、一緒に勝てたのは初めてなので、うれしいですね」と喜びを語った。
著者:東スポ競馬編集部