[GⅠオークス=2022年5月22日(日曜)3歳、東京競馬場・芝2400メートル]

人気馬の明暗が分かれた今年のオークス

 明石 勝ち時計は2分23秒9。ラヴズオンリーユーのレースレコード(19年=2分22秒8)には及びませんでしたが、18年のアーモンドアイの2分23秒8とはわずかにコンマ1秒差です。

 上田 直前の3勝クラス(フリーウェイS)が7ハロン1分20秒9での決着だからな。馬場レベルを考えれば数字以上に優秀な時計だよ。

 明石 1番人気のサークルオブライフはスタート直後に両サイドから挟まれる不利。最後方までポジションを下げてしまいました。

 上田 4ハロン目から5ハロン連続12秒台で合計62秒2。アクシデントは仕方がないとはいえ、ペースが緩んだこの区間でほとんど差を詰められなかったのは痛かった。

 明石 逆にラスト4ハロンはオール11秒台で合計46秒4。あの位置から勝ち負けへ加わるためには自身45秒0くらいで走る必要がありますから。直線へ向いて大外を回さざるを得なかった時点で勝負ありですね。

 上田 勝ったスターズオンアースも外を回していたけど、直線半ばからは一頭だけ次元の違う伸び脚。唯一、上がり33秒台(33秒7)をマークしての1馬身1/4差はまさにねじ伏せたという表現がピッタリだ。

 明石 2着スタニングローズの34秒4を0秒7、レースの34秒8を1秒1も上回っての最速上がり。瞬発力とスピード持続力のレベルが違いましたね。

 上田 桜花賞は正直なところ半信半疑だったが、そこからもう一段パフォーマンスを上げてきた印象だな。このまま無事に秋を迎えられれば、3冠達成の可能性はかなり高いんじゃないか。

 明石 クイーンCまでは勝ちみに遅いイメージがつきまとっていただけに、まるで別の馬を見ているようです。本格化したというか覚醒したというか。ひと夏を越しての成長を考えると、秋華賞でのパフォーマンスが今から楽しみですね。

著者:東スポ競馬編集部