距離不安はないというモスターダフ(平松さとし提供)
距離不安はないというモスターダフ(平松さとし提供)

 現地時間4日、米サンタアニタパーク競馬場で行われるブリーダーズカップ(以下、BC)。各カテゴリーに世界中から名馬が集まるが、英国のJ・ゴスデン厩舎は2つのレースにいずれも有力馬を送り込む。

 まずはGⅠ・BCターフに出走するのがモスターダフ(牡5)。シャフリヤールと対決する同馬は、現地時間1日の朝、芝コースで追われた。騎乗したのはレースでもタッグを組むJ・クローリー騎手。追い切ったあと、次のように語った。

「状態は非常に良いし、硬い馬場が得意なので、米国の芝も合っていそうです」

 中距離での強さは疑いようがないが、問題は2400メートルの距離か。同距離で行われた今春のGⅠドバイシーマクラシックは4着に沈んだが、同騎手は「心配ない」と口を開くと、さらに続けた。

「あの時はサウジアラビアで勝ったあと、一度英国へ戻してから、再び中東へ遠征しました。距離うんぬんより、ハードスケジュールだったことが敗因だと思います。今回は大丈夫ですよ」

 ドバイシーマクラシック以来となるシャフリヤール(5着)との再戦にも注目したい。

デットーリ騎手が騎乗するインスパイラル(平松さとし提供)
デットーリ騎手が騎乗するインスパイラル(平松さとし提供)

 一方、ウインマリリン(牝6・手塚)の出走するGⅠ・BCフィリー&メアターフに名を連ねるのが4歳牝馬インスパイラルだ。こちらも同1日朝、芝コースで、F・デットーリ騎手を乗せて追われた。

「GⅠを5勝もしている名牝ですからね。良い状態を維持していて、装鞍所やパドックのスクーリングも落ち着いてこなしてくれましたよ」

 モスターダフ同様、こちらも距離が課題となりそうだが、これも一笑に付して、言う。

「サンチャリオットS(GⅠ)の勝ちっぷりを考えたら2000メートルでもこなせると思う。まして牝馬同士の上、小回りコースだからね。自信を持っていますよ」

 ウインマリリンの乗り越えなければならない壁はかなり厚そうだが、果たしてどうなるか。(平松さとし)

著者:東スポ競馬編集部