デルマソトガケ(左)は2着と健闘(ロイター=USA TODAY Sports)
デルマソトガケ(左)は2着と健闘(ロイター=USA TODAY Sports)

ブリーダーズカップクラシック2023

[GⅠブリーダーズカップクラシック=2023年11月5日(日曜)3歳上、サンタアニタパーク競馬場・ダート2000メートル]

 日本時間5日、米・サンタアニタパーク競馬場で行われた米国競馬の祭典ブリーダーズカップ諸競走のメイン・BCクラシック(ダ2000メートル)は日本から参戦したデルマソトガケ(牡3・音無)が2着に食い込んだ。ドバイWC覇者として現地でも注目を集めたウシュバテソーロ(牡6・高木)は5着に敗れた。

 日本でも7番人気とウシュバに比べて注目度の低かったデルマソトガケがゴール前では堂々の〝主役〟となった。スタートで後手に回ったケンタッキーダービー(6着)から一転して果敢な先行策。米国競馬らしいタフな流れの中で向正面で早々に鞍上が促す形だったが、死力をふり絞っての我慢比べとなった直線ではしぶとく勝ち馬に食い下がって見せ場をつくった。「状態も良かったです。欲を言えばきりがないですが、抜群の乗り方でしたね。来年はサウジやドバイを考えたい」と音無調教師。本場で得た経験を糧に海外転戦でさらにスケールアップした走りを見せてくれそうだ。

 一方、快挙達成の期待がかかったウシュバテソーロは5着。1角は最後方で通過したが、コーナーリングを利して向正面では中団へ。早めに前を射程圏に入れようと鞍上・川田が動かしていったが、最後まで上位に迫ることはできなかった。

 高木調教師は「馬の出来はとても良く、力は出し切ってくれたと思いますが、ウシュバテソーロにとってはタフな馬場でした。残念な結果になってしまいましたが、応援してくださった皆様に感謝しています」と話した。

 これまで6着が最高だったダート競馬の最高峰の舞台で2頭が掲示板入り。芝だけでなくダートでも〝世界基準〟にある日本馬の力を示した一戦だった。

 なお、レースは現地の4歳馬ホワイトアバリオ(牡4・RダトローJr)が制し、前走に続くGⅠ連勝を決めた。

著者:東スポ競馬編集部