欧州年度代表馬に選ばれたエースインパクト(提供=平松さとし)
欧州年度代表馬に選ばれたエースインパクト(提供=平松さとし)

【TPC秋山響の海外競馬解析】欧州競馬の年度代表表彰制度であるカルティエ賞が9日に発表され、欧州年度代表馬にフランスのエースインパクト(牡3=父クラックスマン、JC・ルジェ厩舎)が選ばれた。

 GⅠ4勝を挙げ、2017年には欧州最優秀3歳牡馬にも輝いたクラックスマンを父に持つエースインパクトは、今年1月のデビューから10月のGⅠ凱旋門賞(芝2400メートル)まで6戦無敗。強烈な末脚が最大の武器で、凱旋門賞での上がり600メートル33秒06は1986年の勝ち馬であるあのダンシングブレーヴの推定33秒4をも上回るものだった。

 また、もうひとつのGⅠ勝ちとなった6月の仏ダービー(芝2100メートル)も、のちにGⅠクイーンエリザベスⅡ世Sを6馬身差で圧勝するビッグロックに3馬身半差&コースレコードタイム(2分02秒63)の快勝。この時も次位を1秒以上も上回る上がり34秒01という鬼脚で他を圧倒した。

 来春からフランスのボーモン牧場で種牡馬入りするエースインパクトの交配料は4万ユーロ(約650万円)に設定されており、これはフランスの新種牡馬としては史上最高額。近年英愛に対して劣勢にあるフランス種牡馬陣の〝エース〟として、この馬に対する期待は非常に大きなものがある。

著者:東スポ競馬編集部