母の父としてイクイノックスを支えるキングヘイロー
母の父としてイクイノックスを支えるキングヘイロー

 3冠牝馬リバティアイランドの参戦で盛り上がる今年のジャパンCだが、現在GⅠ5連勝中の世界最強馬イクイノックスの中心は動かない。

 父のキタサンブラックは芝の3000メートル以上で3戦3勝(菊花賞、天皇賞・春連覇)と抜群のスタミナを誇ったが、イクイノックスは前走の天皇賞・秋で1000メートル通過が57秒7という速い流れの中で楽に3番手につけるスピードを見せた。高松宮記念を勝った母の父キングヘイローの血でうまくバランスが取れているようだ。

 イクイノックスを筆頭に同じジャパンCに出走するディープボンドのほかにもピクシーナイト、ウォーターナビレラ、アサマノイタズラ、ドゥーラなど、このところ次々と重賞勝ち馬を出している「母の父キングヘイロー」。先日はJBCクラシックでキングズソードが重賞初制覇を交流GⅠで飾っており、勢いは止まらない。

 イクイノックスの母シャトーブランシュは3歳時にローズSで2着すると、5歳時にはマーメイドSで、後にエリザベス女王杯と宝塚記念を制するマリアライトを破って重賞タイトルを手に入れている。

 繁殖としては初子のミスビアンカが3勝、2番子のヴァイスメテオールはラジオNIKKEI賞勝ち。そして現2歳のガルサブランカは8月の新潟で新馬勝ち(今週のベゴニア賞に出走予定)と、デビューした産駒4頭すべてが勝ち上がっている。

 2400メートルはダービー2着と、イクイノックスにとって数少ない敗戦を喫した距離ではあるが、キングヘイローの父ダンシングブレーヴ、祖母ブランシェリーの父トニービン、曽祖母メゾンブランシュの父アレッジドと3頭の凱旋門賞馬が並ぶ血統表からも問題ない。

著者:東スポ競馬編集部