レモンポップ(左)を中心にダートの強豪が集まったチャンピオンズC
レモンポップ(左)を中心にダートの強豪が集まったチャンピオンズC

チャンピオンズカップ2023

[GⅠチャンピオンズカップ=2023年12月3日(日曜)3歳上、中京競馬場・ダート1800メートル]

 フェブラリーSのGⅠ昇格(1997年)から遅れること3年。JRA2つ目のダートGⅠとして2000年に新設されたJCダートは当初の東京2100メートル(02年=中山1800メートル)から、08年に阪神1800メートルへ仕様変更。さらに14年には中京1800メートルに場所を移し、名称もチャンピオンズCに一新された。文字通りダートの王者を決める頂上決戦として定着している。

 事実、14年以降の勝ち馬9頭のうち7頭がJRA賞・最優秀ダートホース部門の栄光に輝いた。23年度の同賞はエポックメーキングの観点から当レース不参戦のウシュバテソーロ(ドバイワールドC)が有力視されている。逆転受賞を目指す組はここでインパクトのある勝ち方をして、有権者にアピールしたいところだ。

 年度内にダートGⅠ・JpnⅠを複数回勝利したのはウシュバテソーロ(川崎記念)以外に2頭。レモンポップ(牡5・田中博)はフェブラリーSでGⅠ初制覇を達成すると、ドバイゴールデンシャヒーン10着を挟み、マイルCS南部杯(盛岡)でGⅠ級2勝目をマーク。国内12戦で2着を外したことがない安定感が売りだが距離経験は1600メートルまで。初めて脚を踏み入れる1800メートルとコーナー4回のコース克服が課題となる。

 メイショウハリオ(牡6・岡田)はJRA・GⅠ勝ちこそないが昨年の帝王賞(大井2000メートル)に続き、今年はかしわ記念(船橋)→帝王賞を連勝。距離面での不安はないうえ地力をさらに強化したとあれば一昨年7着のリベンジも期待できる。

 対して、テーオーケインズ(牡6・高柳大)は21年の当レース勝ち馬にして同年の最優秀ダート馬。しかし22年・JBCクラシック(盛岡)を最後に勝ち運に見放され、今年4戦は2、4、3、3着と惜敗が続いている。5戦3勝と好相性を誇る中京ダートで久々に勝利の美酒を味わえるか?

5連勝中のセラフィックコールがGⅠ初参戦

 国際経験豊富なクラウンプライド(牡4・新谷)も忘れてはならない存在。昨年の当レースを含めGⅠ級で2着3回。今年の帝王賞はメイショウハリオからハナ差と栄冠まであと一歩まできている。9月のコリアCを10馬身差圧勝で海外重賞2勝目をマーク後は疲れを癒やしてここまで待機。引き続き鞍上に川田を確保し悲願成就に挑む。

 他方、ハギノアレグリアス(牡6・四位)は3月の交流GⅢ名古屋大賞典で重賞初制覇を達成した遅咲き。ただし休養期間の合計は約3年にも及ぶだけに、まだ伸びシロが期待できる。トップハンデタイの58・5キロを克服した前走・シリウスSの内容からもGⅠに手が届いても不思議はない。

 アイコンテーラー(牝5・河内)はシリウスSが2着惜敗も続くJBCレディスクラシックでGⅠ初制覇を達成。ダート転向後は〈2・1・0・0〉と底を見せていない。芝4勝はいずれも新潟でマークし左回りは鬼といえる。牝馬の当レース制覇となれば15年・サンビスタ以来の偉業となる。

 ドゥラエレーデ(牡3・池添)は落馬→競走中止に終わった日本ダービー以降が冴えないが、芝の一戦級相手だった。ダートキャリアは2戦のみだが未勝利戦快勝に加え、UAEダービー2着ならば適性に不安はない。同じく3歳馬のセラフィックコール(牡・寺島)は破竹の5連勝で前走・みやこSを制し重賞初制覇を達成。初コースで初のGⅠと越えるべきハードルは高いが、現在のの勢いから軽視はできない。

著者:東スポ競馬編集部