サウジカップで日本馬の強力ライバルとなるホワイトアバリオ(右)(写真は昨秋のBCクラシックで、左は2着馬デルマソトガケ。ロイター=USA TODAY)
昨秋のBCクラシックを制したホワイトアバリオ(右)。2着はデルマソトガケ(ロイター=USA TODAY Sports)

【TPC秋山響の海外競馬解析】GⅠサウジカップ(2月24日=ダート1800メートル)には、日本からJRA賞最優秀ダートホースに輝いたレモンポップ、昨年のドバイワールドCを制したウシュバテソーロ、そして昨年のGⅠ・BCクラシックで2着に入ったデルマソトガケなどが参戦を予定する。

 昨年は日本のパンサラッサが米国のカントリーグラマーの追い上げを振り切って、世界最高の1着賞金1000万ドル(約15億円)を手にしたが、今年も強敵は米国勢。その筆頭と目されるのが、昨年11月のGⅠ・BCクラシックでデルマソトガケに1馬身差をつけて優勝したホワイトアバリオ(牡5=父レースデイ、R・ダトローJr.厩舎)だ。

 同馬はその後、サウジアラビアのファイサル王子(第2回サウジカップを制したミシュリフの馬主)に一部権利がトレード。27日のGⅠペガサスワールドCをパスしてここに照準を合わせている。10ハロンのBCクラシックを勝っているが、より強烈だったのは6馬身1/4差をつけて圧勝した9ハロンのGⅠホイットニーSで、距離短縮でパフォーマンスを上げてくる可能性もある。

 ほかで要警戒のライバルとなりそうなのは、GⅠペンシルベニアダービー(ダート9ハロン)の勝ち馬で、GⅠ・BCクラシックこそ10着と崩れたものの20日の前走GⅢルイジアナS(ダート8・5ハロン)を逃げて楽勝したサウジクラウン(牡4=父オールウェイズドリーミング、B・コックス厩舎)。さらに出否はペガサスワールドC出走後になりそうだが、GⅠプリークネスS(ダート9・5ハロン)優勝馬ナショナルトレジャー(牡4=父クオリティロード、B・バファート厩舎)も要注目だ。

著者:東スポ競馬編集部