アスコリピチェーノと黒岩調教師(平松さとし氏提供)
アスコリピチェーノと黒岩調教師(平松さとし氏提供)

京都記念2024

[GⅡ京都記念=2024年2月11日(日曜)京都競馬場、芝外2200メートル]

 昨年の最優秀2歳牝馬に選定されたアスコリピチェーノ。同馬を管理するのが美浦・黒岩陽一調教師(43)だ。

 2012年の開業だから今年が13年目。開業当初は31歳という若手調教師だった。そんな黒岩師と私が知り合ったのは、彼がまだ調教師試験に合格するよりもずっと前。美浦・鹿戸雄一厩舎で調教助手をしていた時代だった。

「07年にトレセン入りして、勢司和浩先生、加藤和宏先生の下で厩務員をしたあと、08年から鹿戸先生のところで調教助手としてお世話になりました」(黒岩師)

 鹿戸厩舎は開業したばかりだったが、エフティマイアが桜花賞、オークスとGⅠで連続2着、スクリーンヒーローがGⅠジャパンC制覇と「活気のあふれる厩舎で勉強になりました」(同師)。

 そんな08年、黒岩助手は大学時代の後輩と入籍。競馬関係者が結婚すると土日が開催にあたるため、月曜日に式を挙げることが多いが「身内だけでこぢんまりとやりたかった」ため日曜日に挙式した。すると……。

「競馬開催日にもかかわらず鹿戸先生が来てくださり、スピーチまでしていただけました」

「鹿戸先生が皆に慕われる理由が分かった」と続ける黒岩師は、以来、理想の調教師像の一人として、鹿戸師の名を挙げるようになった。

 そんな黒岩師は11日のGⅡ京都記念(京都芝外2200メートル)にルージュエヴァイユ(牝5)を送り込む。前走は同舞台のGⅠエリザベス女王杯で2着に好走。今回も好結果を期待しよう。(平松さとし)

著者:東スポ競馬編集部