フェブラリーステークス2024

[GⅠフェブラリーステークス=2024年2月18日(日曜)東京競馬場、ダート1600メートル]

美浦トレセン

初GI制覇へ向け視界良好なウィルソンテソーロ
初GI制覇へ向け視界良好なウィルソンテソーロ

 チャンピオンズC、東京大賞典とGⅠ連続2着のウィルソンテソーロ。最終追い切り後も順調で、小手川調教師は「元気があり余っている感じもありますが、走っている時はうまくガスが抜けて本当にいい雰囲気です。追い切り後でピリピリするところもありません」と手応えを感じている。「差して良し」「逃げて良し」の同馬とともに、厩舎としても初GⅠ制覇が手に届くところに来た。

 同じく初GⅠのタイトルを目前にした、オメガギネスと大和田厩舎にも力が入る。5戦3勝2着2回とまだ底を見せていない4歳馬。除外の可能性がありながら早々にルメールを確保と勝負気配が漂う。これまでは間隔を空けながらのレースが続いていたが「追った後も問題なくて成長を感じます。東京マイルの適性も高いし、あとは相手関係だけですね」(大和田師)と、初めての中3週も問題なさそうだ。

栗東トレセン

 昨年のJBCクラシック覇者キングズソード。初のマイル、久々の左回りと乗り越える壁は少なくないが、ポテンシャルは上位だ。寺島調教師は「いい意味で牧場から大きな変化なく帰厩しました。条件はガラッと替わるけど、本質的にはマイルくらいの距離が合っていると思う。前走でつけられた差は立ち回りひとつで詰められるはず」と勝ち負けを意識している。

 ダートに替わってGⅠ連続3着と新境地を見せているドゥラエレーデ。「東京大賞典はチャンピオンズCからの疲れが残っていたことで本来の走りではなかった」と打ち明ける池添調教師。「地力で3着と頑張ってくれました。疲れが抜けていることは確認できているので、マイルの距離にもうまく対応してほしいですね」と戴冠をにらむ。

 昨年2着のレッドルゼル。8歳となったが安田助手は「1週前追い切りで状態が上向いていることが感じられました。8歳となっても馬は若く、衰えは感じられません」と変わりないデキにあることをアピールした。

 初ダートとなるガイアフォース。杉山晴調教師は「母系がダート血統だったのでどこかのタイミングで使いたいと思っていた。スピードが持続するので東京マイルも合うと思う」と勝算を抱いている。

地方所属馬

 メイセイオペラ以来25年ぶりとなる地方馬Vがかかる地方勢にも、チャンスはありそう。JBCスプリントを制した「兵庫の英雄」イグナイターの武田厩務員は「順調ですね。もちろん厳しいレースになるのは覚悟しています。スピード負けすることはないと思うけど、逃げるよりも前に馬を置いて走らせたい。この舞台で新馬戦を勝っているし馬に戸惑いはないでしょう。今のイグナイターなら期待に応えてくれると信じています」。

 南関東ダート3冠馬「大井の怪物」ミックファイアの手綱を取る矢野貴は、最終追い切り後に「2歳時に乗った時はフラフラと走っていて、まだ子供の体形でした。今は軸がしっかりしてきたし、直線も真っすぐに走れていた。ラストの反応も素晴らしかったですよ。中身が伴って体形が変わったというか、スッキリした。調教師と話して“色気を持って楽しもう”と一致しました」。偉業達成に挑む。

著者:東スポ競馬編集部