昨年のBCクラシックを制したホワイトアバリオ(ロイター=USA TODAY Sports)
昨年のBCクラシックを制したホワイトアバリオ(ロイター=USA TODAY Sports)

【TPC秋山響の海外競馬解析】世界最高の総賞金2000万ドル(約30億円)、1着賞金1000万ドル(約15億円)を誇るGⅠサウジカップ(ダ1800メートル)が24日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われる。今年は日本からレモンポップ、ウシュバテソーロ、デルマソトガケ、メイショウハリオ、クラウンプライドの5頭が参戦。初めて日本でも馬券が発売され、注目度も高まっている。

 日本勢の前に立ちはだかるのは現在のアメリカ最強馬であるホワイトアバリオ(牡5=父レースデイ、R・ダトローJr.厩舎)。昨年11月のGⅠ・BCクラシック(ダ10ハロン)では好位から抜け出しデルマソトガケに1馬身差をつけて優勝。一昨年、昨年とサウジカップで2年連続して2着したカントリーグラマーと比べても一枚上の存在だ。

 ここはBCクラシック以来の休み明けだが、BCクラシックの時も3か月のブランクがあっての勝利だし、また2走前に6馬身1/4差で圧勝したGⅠホイットニーS(ダ9ハロン)のはじけ方を見ると、距離的には前走の10ハロンより今回の1800メートルの方がベター。昨年のパンサラッサに続く優勝を目指す日本勢にとっては最大の強敵となる。

 同じくアメリカのナショナルトレジャー(牡4=父クオリティロード、B・バファート厩舎)も実績十分。昨年のGⅠプリークネスS(ダ9・5ハロン)を逃げ切り、秋にはGⅠ・BCダートマイル(ダ8ハロン)で逃げ粘ってハナ差の2着。その後、年明け1月の前走GⅠペガサスワールドC(ダ9ハロン)では同じくサウジカップに出走予定のセニョールバスカドールの追い上げを振り切って2つ目のGⅠタイトルを手にした。

 ただ、前走のタイムは2017年以降で最遅と平凡だし、ここは同型馬も多数。真価が問われる一戦になりそうだ。

著者:東スポ競馬編集部