阪急杯2024

[GⅢ阪急杯=2024年2月25日(日曜)阪神競馬場、芝内1400メートル]

 今週から今年最初の阪神開催がスタート!日曜メインはGⅢ阪急杯(25日=芝内1400メートル)。開幕週の馬場を味方につけ、GⅠ高松宮記念(3月24日)に名乗りを上げるのはどの馬か。当欄がピックアップしたのは、6歳牝馬・メイショウホシアイ。阪神千四を得意とする“織姫”が、GⅠへと続くミルキーウエーを駆け上がる――。

「内めを回って好時計」。調教短評でこんな言葉を見かけることがある。一般的に言えば半信半疑的なニュアンスが含まれるものであり、数字をうのみにし過ぎないほうがいいとネガティブに解釈する人も少なくないだろう。

 だが、何事にも例外はある。例えば今週の阪急杯に出走するメイショウホシアイがそうだ。この中間はウッドの真ん中からやや内めを通る形で何度も好時計をマーク。その意図を調整役の喜多助手に尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「前走(タンザナイトS4着)は結果こそ悪くなかったものの、精神的にあまりいい状態ではありませんでした。悪癖を出して1週前、当該週の追い切りとも外に張って追えず。もともと時計の出る馬なのに追っても(ラスト)11・9秒がやっとというくらいでしたから」

 その反省を踏まえた今回は調教をひと工夫。

「ウオーミングアップの段階から悪癖を出させないよう注意しながら乗っていますし“外に行ける”と馬に思わせないよう追い切りでは絶対に外ラチ沿いに連れていかないように。そうした積み重ねで、今はまったく悪癖を出さなくなりました」

 その証拠に15日の1週前追いでは馬なりでラスト11・0秒(ウッド6ハロン81・8秒)とシャープな伸び。あえて外ラチを頼れない状況下においた中で、しっかりコントロールの利いた走りができているのだから、メイショウホシアイの「内を回って好時計」は数字以上に価値がある。

 さらに阪神芝1400メートルは全4勝のうち3勝を挙げる得意舞台。「初の重賞挑戦になりますが、条件の良さと今のデキの良さでどこまでやれるか。楽しみにしています」。不安より期待のほうがはるかに大きい――。そんな陣営の口ぶりからも一発の魅力は十分だ。

馬名の「星合」は七夕を由来としているメイショウホシアイ
馬名の「星合」は七夕を由来としているメイショウホシアイ

著者:東スポ競馬編集部