スプリングSを制したシックスペンス
スプリングSを制したシックスペンス

スプリングステークス2024

[GⅡスプリングステークス(皐月賞トライアル)=2024年3月17日(日曜)中山競馬場、芝内1800メートル]

【渡辺薫&柏木集保 私たちはこう見た】
 渡辺 5ハロン通過63秒1の超スローペース。逃げた馬が2着に粘って、勝ち馬は3番手からの差し切り。典型的な〝行った行った〟の決着となった。

 柏木 向正面で向かい風の影響があったのは分かります。それでも前後半で4秒ほども差があるスロー。ほとんどの馬が上がり3ハロン33秒台で、34秒台は先行した2頭だけでした。

 渡辺 ラスト2ハロンは10秒9→10秒8。中山の重賞でこんな数字が出るのは珍しい。

 柏木 本当ですね。

 渡辺 唯一、目立ったのは勝ったシックスペンスの末脚だった。他馬がジリジリと伸びるなか、この馬だけが際立っていた。今回のメンバーでは一枚も二枚も素材が上だったよ。

 柏木 上がりだけで3馬身半差ですからね。これは評価しなければなりませんが…どうも引っかかるのはデビュー3戦とも苦しい競馬をしていないように映る点。これが本番の皐月賞につながるのかと言われると微妙な気もします。

 渡辺 まあな。馬的にはまだ完成されていない感じだから、まだ伸びシロもありそうだけど。今回乗ったルメールが本番でどの馬に乗るのかも含めて、今後の動向に注目したい。

 柏木 2着アレグロブリランテはハナを譲らなかったのが正解ですね。

 渡辺 うん。うまく乗ったけど、さすがに最後はアップアップ。上がり目となるとどうだろう? 3着ルカランフィーストも権利は取ったが、もう少し切れてほしかったかな。

 柏木 まだ体つきも含めてパンチ不足な感じは否めませんね。

 渡辺 4着チャンネルトンネルは4角でマクる場面までは良かったけど、そこまで。距離が少し長かったかな。5着コスモブッドレアは2着馬をかわせなかったあたりが物足りない。

 柏木 関西から遠征してきたウォーターリヒト、ジュンゴールドは人気を集めたものの後方のまま。確かに展開不向きだったのでしょうが、クラシック戦線からは大きく後退したと言わざるを得ませんね。

著者:東スポ競馬編集部