高松宮記念2024

[GⅠ高松宮記念=2024年3月24日(日曜)中京競馬場、芝1200メートル]

 最近は極端な馬場悪化は少なくなったが、それでも高松宮記念は〝春の嵐〟が到来する時期だけに渋り気味の馬場になる年が多い。そのため、マイル重賞で実績を残してきたキングヘイローやスズカフェニックス、そしてローレルゲレイロが見事、ここでGⅠ初制覇を飾っている。これら3頭に共通するのは東京新聞杯を勝っていること。GⅢとはいえ、安田記念と同舞台のハイレベル戦を制してきたスピード&パワーは紛れもない一級品なのだ。

 今年の東京新聞杯で2着に粘ったのがウインカーネリアン。サクラトゥジュールの奇襲に見舞われたが、海外遠征明けでの仕上がり途上を踏まえれば負けてなお強し。それもそのはず、昨年の東京新聞杯では昨秋のマイルCSでVを決めたナミュールを撃破している。マイル実績は前出3頭にまったく見劣りしない。

「前走もいいスピードを見せてくれたし、内容には満足している。中間は短期放牧を挟んだが、ここまで予定通りのメニューを消化。あとひと追いで万全の態勢に持っていけるはず」と指揮官の鹿戸調教師は確実なる上昇カーブに目を細める。1週前は三浦を背に南ウッドで5ハロン64・3ー50・4ー36・6ー11・5秒を楽々とマーク。併走馬を3馬身ちぎってみせた。前走時よりフットワークに切れが増しており、毛ヅヤも一段と冴えてきた。

「1週前は想定以上の時計が出たが、それだけ調子のいい証拠。スプリント戦でも対応できるスピードはあると思うし、ハナにもこだわらない。ここで新たな面が出てくれれば」と期待の口ぶりだ。一昨年に1着とした関屋記念が稍重だったように、週末の降雨予報は願ったりかなったり。高松宮記念の隠れ必勝パターン=東京新聞杯Vの実績を持つウインカーネリアンが混戦に断を下す可能性ががぜん、高まってきた。

降雨予報もへっちゃらのウインカーネリアン

雨予報もへっちゃらのウインカーネリアン

★ウインカーネリアン(馬名)冠名+宝石名。カーネリアンは赤やオレンジの鮮やかな色彩で7月の誕生石。「成功」「優勝」といった石言葉を持っており、同馬も初のスプリント挑戦で優勝を手にすることができるか。

著者:東スポ競馬編集部