完成の域に突入したウインマーベルが短距離界の頂点へ
完成の域に突入したウインマーベルが短距離界の頂点へ

高松宮記念2024

[GⅠ高松宮記念=2024年3月24日(日曜)中京競馬場、芝1200メートル]

 GⅡ阪神カップ→GⅢ阪急杯を連勝しての参戦となるウインマーベル(牡5・深山)は2年連続でGⅠ高松宮記念(中京芝1200メートル)へ臨む。

 22日朝は角馬場→ダートコース→ゲート練習の順番で調整を行い、決戦に備えた。かねて深山調教師は枠順に対し「できれば内枠のほうがいいですね」と希望を明かしていたが、フタを開けてみると8枠16番と希望とは真逆の枠順に…。

 指揮官は「内枠が良かったのですが、決してダメというわけではないですし、状態の良さでカバーできれば。中京は相性がいいですし、GⅠに臨むにあたって上々のデキにあるので外枠が仇(あだ)にならないようになってほしいですね」と前を向く。

 過去10年で8枠は〈1・2・1・26〉。勝率3・3%、連対率10・0%、複勝率13・3%と厳しい数字が並ぶものの、16番枠に限定すると2015年のミッキーアイル(3着)、20年のモズスーパーフレア(1着)、21年のレシステンシア(2着)と上々の成績を残しており、必ずしもマイナス要素とは割り切れまい。

 そして、課題となる発馬に関しては明るい兆しがある。「今日はいい反応でゲートを出ていましたし、問題なく行けそうです。両脚で踏ん張って出させる形も練習では大丈夫そうですね」(同調教師)と視界は良好だ。

 昨年の当レースでは不良馬場もあって10着と涙をのんだ。あれから1年――。ウインマーベルがこうして重賞を連勝して本番に臨むとは誰が予想できたであろうか。パワーアップを果たした今と当時では明らかに馬が違う。5歳を迎えて完成の域に突入したとあらば、あとは先頭でゴールを駆け抜けるだけだ。

著者:東スポ競馬編集部