連覇を狙うウシュバテソーロ(平松さとし提供)
連覇を狙うウシュバテソーロ(平松さとし提供)

 今週末、中東・UAEのドバイではドバイワールドカップデーが開催される。過去にも多くの日本馬が出走し、数々のドラマが生まれてきたこの開催。昨年は日本馬が初めてダートのGⅠドバイワールドカップを制してみせた。

 2011年には当時オールウエザーで行われていた同レースをヴィクトワールピサ(角居)が優勝していた。しかし、ことダートで開催された年となると、日本ダート界のトップホースたちがことごとくはね返されてきた。

 しかし、21年に2着したチュウワウィザードが翌22年も3着に好走。2年連続での好走劇は偶然やフロックではないと思わせるに十分で、日本馬がダート戦でも世界との差を一気に縮めてきたと考えさせられた。

 そんな勢いに乗って昨年は15頭立ての過半数となる8頭の日本馬が出走。すると、道中後方を進んだウシュバテソーロ(高木)が最後の直線で豪快な追い込みを決め、先頭でゴールしてみせた。

「今年はサウジC(GⅠ、2着)からの参戦と、昨年とは違う過程で臨みますが、現地からは『良い状態を維持しています』と連絡が来ています」

 そう語るのは高木登調教師。連覇があってもおかしくなさそうだ。

 また、昨年は必ずしも朗報ばかりではなく、ガックリと肩を落とすニュースもあった。中でもGⅠドバイターフに出走を予定していたドウデュース(友道)は現地入り後、左腕節に違和感が出て回避。今年は改めてのドバイ入りとなった。2年越しでの悲願達成を期待したいが、果たして日本馬がその前に立ちはだかる可能性もありそうだ。いずれにしろ、中東でどんなレースが見られるのか、注目したい。(平松さとし)

著者:東スポ競馬編集部