フォーエバーヤング(右)は併入
フォーエバーヤング(右)は併入

UAEダービー2024

[GⅡUAEダービー=2024年3月30日(土曜)メイダン競馬場、ダート1900メートル]

 フォーエバーヤング(牡3・矢作)の前走・サウジダービーは発馬がひと息で道中も仕掛けてポジションを取る競馬。終始、外々を回らされながらも4角手前では前の2頭を射程圏に入れ、残り100メートルを過ぎたところで一気にエンジンがかかるとわずかな差(0・02秒)かわしてゴールし、無傷の4連勝を飾った。着差だけを見ると辛勝に思えるが、外を回って力でねじ伏せた一戦で強い内容だった。その後はサウジアラビアからドバイへと移動してUAEダービー(3歳、GⅡ、ダート1900メートル)へ向けて調整。前走のサウジダービーがケンタッキーダービー(5月4日=チャーチルダウンズ競馬場、ダート2000メートル)のポイント対象レースではなかったため、選出されるには結果も求められる。5連勝を決めて競馬大国の超一線級との対戦が実現できるのか、注目の一戦だ。

 最終追い切りは26日朝、メイダン競馬場のダートコースで坂井が騎乗してリビアングラス(ドバイゴールドカップ出走予定)との併せ馬を行った。2月末に移動してきたこともあり環境の変化にも慣れて対応できているようで道中は10馬身ほど追走する形で終始リラックスした走り。直線は馬なりのままスッと反応して併入フィニッシュを果たした。鞍上の坂井は先週の高松宮記念(マッドクール)、毎日杯(メイショウタバル)の2重賞を制して絶好調だけに今週もこの勢いを持続したいところだ。

 世界のヤハギのみならず、ウマ娘でおなじみとなった藤田晋オーナーにとっても、今や押しも押されもせぬトップジョッキーとなった坂井にとっても競馬の祭典ケンタッキーダービーは夢の舞台。このレースの内容によってはそれが夢ではなくなるだけに、圧巻の走りで5連勝を飾り、いざアメリカへ向かってほしいものだ。

著者:東スポ競馬編集部