充実一途のベラジオオペラが頂点取りへ
充実一途のベラジオオペラが頂点取りへ

大阪杯2024

[GⅠ大阪杯=2024年3月31日(日曜)阪神競馬場、芝内2000メートル]

 ドバイワールドカップデー開催に伴い、トップホースが軒並み不在のGⅠ大阪杯(阪神芝内2000メートル)。絶対的な存在がいないからこそ、馬券的な妙味が生まれやすくなる。過去10年間で4歳馬が4勝、5歳馬は6勝とほぼ五分といえる情勢の中、レース前日の土曜までトレセンで居残り番を務めた記者が注目するのは4歳牡馬・ベラジオオペラ(上村)だ。

 昨年のダービーで僅差の4着馬。その後は成長を促すため、しっかり充電に充て、昨年暮れのGⅢチャレンジC1着→GⅡ京都記念2着と古馬相手に力強い走りを披露してきた。

「仕上がりは言うことなし」とレースに向けて、不敵な笑みを浮かべたのは上村調教師だ。当初、最終追い切りは水曜(27日)を予定していたのだが、激しい降雨による馬場コンディション悪化を考慮して木曜追いに変更。木曜(28日)当日はトレーナーが自らまたがって朝一番に馬場入りを果たした。ウッドで行われた総仕上げは僚馬セオ(古馬3勝クラス)との併せ馬。追走する形でスタートすると、最後は楽な手応えで抜け出して先着を決めてみせた(6ハロン83・4ー11・3秒)。「水曜はいろいろ考えてやめましたが、木曜は良い追い切りができました」と上村師も納得のデキにあるのは間違いない。

 注目の枠順は6枠11番。これに関して指揮官は「真ん中くらいが一番良いな、と思っていたから理想的な枠ですね。あとはどれだけ馬場が荒れるか。それを考えたら、先手を取っても運べるし、中団で控えても良いポジションにつけることができる良い枠だと思います」と不安らしい不安は一切見られない。

「その時のレース傾向を重視するので、(レースプランは)土日の芝レースを見てから考えようと思います」。元ジョッキーらしく、上村師はギリギリまでレース傾向を見極めてから、本番に臨む算段だ。「勝ちたいですね」と力強く締めくくったトレーナー。4歳を迎えて充実の一途をたどっているベラジオオペラが、厩舎に初のGⅠタイトルをもたらす。

著者:東スポ競馬編集部