フォーエバーヤング(ロイター)
フォーエバーヤング(ロイター)

【TPC秋山響の海外競馬解析】4月6日に米国ケンタッキー州キーンランド競馬場で行われたGⅠブルーグラスS(ダート9ハロン)は、シエラレオネ(牡3=父ガンランナー、C・ブラウン厩舎)が1馬身半差で快勝。5月4日に行われるGⅠケンタッキーダービー(ダート10ハロン)に、有力な優勝候補として向かうことになった。

 シエラレオネは3月のGⅡ・UAEダービーを制し、同じくケンタッキーダービーに参戦するフォーエバーヤングのいとこ。母ヘヴンリーラヴは米GⅠアルシバイアディーズSの勝ち馬で、さらに近親にはJRA年度代表馬のゼンノロブロイもいる良血馬だ。

 1歳(2022年)8月のファシグティプトンサラトガセールでこの年の同セールにおける最高価格となる230万ドル(約3億円)でホワイトバーチファームとクールモアのMV・マグナーに購買され、昨年11月のデビュー戦(ダート8ハロン)を快勝。

 続く12月のGⅡレムゼンSは離れた最後方から追い込んでいったん先頭に立ったものの、そこから差し返されて2着に終わったが、前走今年2月のGⅡリズンスターS(ダート9ハロン)では中団やや後ろからの追い込みを決めて重賞初制覇。今回はゲート入りを2、3分ほど嫌がって気性面で少し心配なところを見せたが、レースでは後方待機から長くいい脚を使い、外から先行勢をねじ伏せる形で勝利を収めた。

 差し・追い込みタイプだけにフルゲート20頭の多頭数競馬となるケンタッキーダービーでは馬群をどうさばくかが課題になるが、2走前からブリンカーを着用したことで追走力が上がり、戦法に幅が出たのは好材料。注目の一頭になる。

著者:東スポ競馬編集部