54キロで完勝を決めたウインマイティー

[GⅢマーメイドステークス=2022年6月19日(日曜)3歳上、牝馬限定、阪神競馬場・芝内2000メートル]

 明石 戦前から「軽ハンデ馬を狙え!」なんて盛り上がっていましたけど、終わってみれば54キロのウインマイティーと55キロのマリアエレーナによるワンツーでした。

 上田 得てしてそんなもんだよ。誰もが分かるような傾向はそうそう長続きするもんじゃないんだし。3着のソフトフルートも54キロだしな。

 明石 確かに。トップハンデ(55・5キロ)のリアアメリアも見せ場たっぷりでしたしね。勝ち時計は昨年の2分00秒4より2秒以上速い1分58秒3。これだけ時計のハードルが上がれば、オークス3着の下地があるウインマイティーの激走も納得です。

 上田 8レースの1勝クラスで7ハロン1分20秒3が出てたからな。ある程度時計が速くなるのは想定内だったし、4ハロン目以降のよどみない流れも予想通りだよ。

 明石 11秒5以下の速いラップが一度もないとはいえ、そのハロン間の落差は最大で0秒3。11秒6〜12秒0が延々と続く消耗戦なら地力の高さが問われるのも当然でしょう。

 上田 ウインマイティーは道中3番手からの横綱相撲だろ? あんな厳しい流れを0秒3も抜け出したんだから〝あっぱれ〟をあげないとな。

 明石 自身の後半7ハロンが1分22秒3。上がりも34秒台なので確かに数字面は言うことなしですね。軽ハンデ馬の勝利が続いた近年は先につながるようなレースになりませんでしたけど、今年はその認識を改める必要がありそうです。

 上田 俺もそう思うよ。ハンデとか展開に恵まれたわけじゃなくて、まさに力でねじ伏せたという表現がピッタリくるからな。このままトップフォームを取り戻せば秋も楽しめそうだ。

著者:東スポ競馬編集部