高松宮記念に続きマッドクールがスプリンターズSも制圧へ
高松宮記念に続きマッドクールがスプリンターズSも制圧へ

スプリンターズステークス2024

[GⅠスプリンターズステークス=2024年9月29日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝外1200メートル]

 今年の高松宮記念を制してスプリントGⅠ春秋連覇を目指すマッドクール(牡5・池添)は28日、午前に栗東トレーニングセンターを出発し、夕方に中山競馬場へ到着した。前日の27日朝は坂路1本(4ハロン66・6秒)の微調整だったが、スムーズに折り合いが付いて鞍上がゴーサインを出せば瞬時にトップギアへ入りそうな雰囲気。研ぎ澄まされた馬体で究極の仕上げが施された。

「最終追い切りに騎乗した(坂井)瑠星が『少し気持ちが入っていた』と言っていたので、余分な力が入らないように確認しましたが、集中しながらも無駄な力みはなかったですね。昨年はボクがやらかして(最終追い切りが坂路4ハロン50・3秒の猛時計)思っているよりも気持ち良く行ってしまったけど、今回はいい意味でそれもないですからね」と担当の名倉助手は完璧な仕上げができたことに満足げな表情を浮かべる。

 当日は雨の可能性もある予報だが、他馬が苦にするようならむしろ歓迎。「速い時計の決着にも対応可能ですし、スピードとパワーを備えたタイプで今年の高松宮記念も重馬場で勝っていますからね。少し内へモタれて走るところがある馬。この枠から内ラチ沿いを走らせるのが理想ですけど、枠の並びからもその競馬ができると思う」と同助手はすでにレースでのシミュレーションができている。

 そして春秋連覇へ向けてもう1つの後押し材料があるのだ。

「年明けに、藤森神社に息子と行ったんです。そのときに息子がおみくじ(福馬みくじ=おみくじと枠番の色と同じ8種類の馬のお守りが入っている)を引いたんですけど、そのときは白を引いて高松宮記念は白帽で勝ったんですよ。そして先日、GⅠ制覇のお礼を兼ねてまた藤森神社へ行って息子がおみくじを引いたら青だったです。今回は7番で青帽でしょ。ポケットに忍ばせてレースに行きますけど、これで負けたら息子のせいにしますわ(笑い)」と名倉助手。藤森神社は京都市にあり、勝運と馬の神様として知られる。競馬ファンのみならず厩舎関係者も祈願に訪れることも多い神社で、またもや吉兆のサインが出たことは聞き逃せない。

 2018年のファインニードル以来、6年ぶりの6頭目のスプリントGⅠ春秋連覇へ―。条件がそろった今回は、先頭でゴール板を駆け抜けるイメージしか湧かない。

著者:東スポ競馬編集部