今週末はインドで騎乗するルメール(平松さとし氏提供)
今週末はインドで騎乗するルメール(平松さとし氏提供)

 今週末、インドでの競馬に騎乗するのがクリストフ・ルメール騎手(45=栗東・フリー)だ。

「以前、お世話になった先輩に呼ばれたので行ってきます」

 そう言って目を輝かせ、29日に関西国際空港からインドのムンバイへ向けて飛び立った。

 ルメール騎手はご存じの通りフランスで騎手としてのキャリアをスタートしている。かの地でも日本同様、競馬学校を卒業してから騎手デビューする人がほとんどの中、ルメール騎手は競馬学校に通っていない。お父様が元障害のジョッキーだったこともあり「物心がついた時には馬に乗っていた」という彼は、その後、アマチュアジョッキーとしてレースを経験。その延長戦上でプロデビューを果たした。

「当時、競馬学校を出ないでデビューしたジョッキーは、最初の1年間は減量の特典が与えられませんでした」

 そう述懐する。そして、そんな制度が逆に後押しとなり、彼はいきなり国境を越えてみせたのだ。

「どうせ減量が利かないなら、そのうちに海外で経験を増やそうと思いました」

 アメリカやドバイへも行く中で、インドへも行った。すると、このインド洋に面した共和国で彼は大活躍をしてみせた。

「当時、先輩騎手としてインドのことをいろいろ教えてくださった方が、現在は調教師になっています。その彼から今回、誘われたので久しぶりにインドで乗ることにしました」

 競馬は今週末の2月1、2日。2日の日曜日にはインドダービー(マハラクシュミ競馬場、芝2400メートル)に乗る予定だという。

「久しぶりのインドでワクワクしています」

 そう語る日本のリーディングジョッキーがインドで活躍する様が見たくて、私も現地入りする予定でいる。朗報が届けられる事を期待したい。(平松さとし)

著者:東スポ競馬編集部