早いもので今月から中央競馬も後半戦に突入。3日のGⅢ・CBC賞では、3歳牝馬テイエムスパーダとコンビを組んだ新人騎手の今村聖奈(18=栗東・寺島)が重賞初騎乗初制覇の偉業を日本レコードのおまけ付きで成し遂げた。毎週、激しいレースが繰り広げられるのが競馬界の常。下半期の競馬を楽しみ尽くすためにも、2022年上半期に起こった重大トピックスを独自にまとめた(全3回中第1回)。

1番人気馬が大不振

大阪杯に続き宝塚記念でも人気を裏切ったエフフォーリア

 上半期シーズンは1番人気馬の不振が話題となった。

 重賞においては年初一発目の中山金杯から2月19日のダイヤモンドSまで1番人気馬が18連敗。1984年のグレード制導入以降の最長記録だった2016年の「10」を大きく超える記録となった。

 GⅠでもフェブラリーS(レッドルゼル=6着)に始まり、宝塚記念までのJRA平地GⅠ全12レースで1番人気が敗れた。前年のホープフルSを含めると13連敗となり、07年の桜花賞〜菊花賞の12連敗を塗り替えてワースト記録にまで延びた。

 次のJRA・GⅠは10月2日スプリンターズS。果たしてそこで〝1番人気の呪い〟を背負う馬は果たして…。

現役4人目の女性騎手・今村聖奈がデビュー

女性ルーキー今村聖奈が大活躍

 現役4人目の女性騎手となる今村聖奈(18=栗東・寺島)が3月5日の阪神競馬でデビューした。

 デビュー週こそ未勝利に終わったが、2週目の3月13日に17戦目で初勝利を挙げると、そこから3週連続でV。そして、5月7日からは7週連続勝利をマークし、藤田菜七子が持っていた女性騎手のJRA騎乗機会連続週勝利に並んだ。

 7月3日終了時点で新人トップの19勝をマーク。冒頭にも触れたが、3日のCBC賞ではテイエムスパーダにまたがり重賞V。5月22日に10勝目を挙げて更新したJRA所属女性騎手の1年目勝利数記録(それまでは9勝)も塗り替え続けている。

ワグネリアン死す

平成最後のダービー馬に輝いたワグネリアン

 18年のダービー馬ワグネリアン(牡7・友道)が1月5日、多臓器不全により死んだ。

 同馬は17年の東スポ杯を制し、一躍クラシック戦線の主役に。弥生賞(2着)、皐月賞(7着)では連敗して5番人気で迎えたダービーでは鞍上・福永に初のダービータイトルをプレゼントした。

 18年神戸新聞杯を最後に勝利を手にできず、21年ジャパンカップ(18着)の後に体調を崩して治療が続けられていた。ダービー馬が現役中に死んだのは5頭目だった。

福島県沖地震の影響で競馬施行に影響も

被害が続出した福島競馬場(JRA提供)

 3月16日深夜、福島県沖でマグニチュード7・4の地震が発生。福島競馬場ではフロアや通路の漏水、壁の破損などの被害が出た。この影響を受けて春の福島開催は当初の4月9日開幕を16日に繰り下げ、無観客競馬で開催。それに伴い。続く新潟開催も1週後ろ倒しとなった。なお、スタンド等の復旧作業は完了し、夏の福島開催は今月2日から有観客での行われている。

著者:東スポ競馬編集部