川崎市岡本太郎美術館らが主催する第26回「岡本太郎現代芸術賞展」(TARO賞)が2月18日に始まった。595点の応募から入選を果たした23作品を鑑賞できる。
芸術の新たな可能性を探り、現代社会に鋭いメッセージを突き付ける作家を顕彰するTARO賞。17日の授賞式では、最高賞の岡本太郎賞と次点の岡本敏子賞について、今回は「該当なし」と発表された。両賞が創設された2006年度以来、初めてのことだ。特別賞には足立篤史さん、澤井昌平さん、関本幸治さん、レモコ―レイコさんの4人が選ばれた。
同館の土方明司館長は「賞がゴールではない。この機会を経験として制作を続けてほしい」と入選者を激励。前館長で麻生区在住の北條秀衛さんは「太郎さんが『なんだこれは!』と思うような面白い作品が出てくれば」と展望を語った。
同展は4月16日まで開催。要入館料、中学生以下無料。(問)【電話】044・900・9898
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同展の招待券を5組10人に進呈。住所、氏名、年齢、電話番号、本紙の感想を明記し、件名「TARO賞」でメール送信(kawasaki@townnews.jp)。3月8日(水)必着。※当選発表は招待券の発送をもって