市民の森ふじやま公園(東富岡134)内のトイレとあずまやの老朽化に伴う改修工事が始まった。工期は3月下旬までの予定で、期間中はトイレが使えなくなるほか、工事車両の出入りなどがあることから駐車場も使用できなくなる。工事期間中も公園は利用でき、園内の遊具などは使用できる。市みどり公園課は4月1日(土)の利用再開を予定している。
1980年7月に開園した同公園。開園からすでに40年以上経過していて、2019年度の市の調査では、駐車場に設置されているトイレの著しい老朽化が判明したことから、市の公園施設長寿命化計画の一環として、このほど改修工事を行うことが決まった。
和式から洋式バリアフリーも
トイレは運動公園内に設置されたトイレと同等の仕様になる予定で、市公式イメージキャラクター、クルリンがデザインされるほか、和式から洋式になり、バリアフリー化にも対応。センサーによる非接触式の手洗い場なども設置される。今回の改修工事では、公園上部のあずまやも改修され、駐車場には車いす専用車両の駐車スペースも新たに整備される。総事業費は約3600万円(トイレの浄化槽新設も含む)で、市みどり公園課の担当者は「利用者から保育園児が和式トイレが使えなくて困るといった声などが届いていたので、改修を機により多くの方が公園を使ってもらうきっかけになれば」と話している。
桜の季節は花見の名所に
同公園の面積は約2・5ヘクタールで、市内では総合運動公園に次ぐ広さ。自然の山林を生かし、遊具などを設置した下段の広場、中断の芝生広場、上部にはアスレチックコースや園内を巡る散策路が配置されている。春には満開の桜が出迎え、市内でも有数の花見の名所として知られている。改修工事の詳細は同課【電話】0463・94・4759へ。