市立東柿生小学校(井上清一校長)の5年生72人は3月7日、早野地区で「東柿生SDGsフェス」を開催した。参加した市内の企業や保護者ら約65人を、子どもたちがイチゴ農園などにツアー形式で案内。それぞれのSDGsへの取り組みをクイズやゲーム、劇などで紹介した。
同校の5年生は、総合的な学習の時間でSDGsについて学習。地元の福祉施設、イチゴ農園、サメ肉料理のキッチンカーを展開している人たちと交流してきた。地域の人たちにも、SDGsの取り組みに魅力を感じてもらい、大切にしてもらうおうと、今回のイベントを企画した。
当日は、川崎市のSDGsパートナー企業や保護者ら参加者が、4つのグループに分かれ、子どもたちのガイドで4団体を訪問。子どもたちがGIGA端末を使って作成した動画を視聴し、SDGsの取り組みに関する釣りゲームや、劇、ボッチャなどを体験した。
参加した保護者は「SDGsの名前を知っていたけど、どういうものか子どもたちから教えてもらった。調べ体験やGIGA端末を駆使して、大人顔負けのプレゼンで感心した」と話した。
サメの肉を使ったサメ飯を考案した児童の日隈一さんは「サメで料理を作れることを知らなかった。今回学んだ知識を、6年生の学習でも生かしていきたい」と抱負を語った。