地域住民が月1回集まり歌を歌う「季節を歌う会」が今年、発足20周年を迎えた。3月16日には節目の開催200回記念会を開き、20人以上のメンバーが春の歌などを歌った。
同会は2003年に主宰の柿山啓子さん=人物風土記で紹介=が東林間の自宅を開放し季節に合った歌などを歌う会として発足した。会場は「52ホール」と名付けられた。「ゴジユウニ=ご自由に(どうぞ!)」との意味が込められており20年にわたり住民らが歌で交流を図ってきた。
しかし、新型コロナの影響で活動は2年間ほど滞った。メンバーの「どうしても歌いたい」との声から開放感のある自宅屋上で開催するなど、工夫を凝らしたこともあったが、松山さんは開催のカウントをやめてしまったこともあるという。
昨年末に本格的に再開すると、200回目の歌う会ではホールがいっぱいになるほどメンバーが集まり「どこかで春が」「春よ来い」「かごめ」など春にちなんだ歌などを歌った。柿山さんは「長い間、続けてこられてうれしい。これからも新しいことに挑戦したい」と話していた。
発足当初から参加している渡邉京子さんは「歌だけではなく、終わった後の食事会なども楽しい。手土産を持ってきて話をしたりしているので、毎回飽きず知的活動として満たされている」と笑顔で話した。
柿山さんは子どもたちにピアノを教える「Pianoレッスン室」の講師としても活動する。歌う会やレッスン室に関する問合せは【電話】042・733・5211。