伊勢原市(高山松太郎市長)と小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区・星野晃司社長)は3月8日、新たな駅の建設を検討することなども盛り込んだ「持続可能なまちづくりを推進する連携協定」を締結した。
同協定は、伊勢原市が進める「都市計画道路田中笠窪線」の整備事業と、小田急電鉄の「新たな総合車両所」の建設計画の実現に向けて、相互連携するもの。車両所の建設や市の道路整備、都市計画を進めることで人口や雇用の増加、産業の発展につなげていく。
小田急電鉄では現在、車両の大規模検査や日々の点検・整備を担う大野総合車両所を設けているが、開設から60年が経過。年間を通じて稼働する唯一の車両所であるため、現敷地内での更新が難しく、新築移転先が必要となっていた。
新たな総合車両所は、伊勢原駅と鶴巻温泉駅間の中間地点である串橋地区に設置を予定している。次世代型のメンテナンスシステムを導入し、10年後の2033年操業を目指す。