はるひ野と黒川間の「よこやまの道」で4月22日、フルート演奏と落語の公演会が行われた。

開催中の、川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)の企画で、「緑と水のコンサート」と題した出張コンサートの一つ。2024年の全国都市緑化かわさきフェアに向け、緑をテーマにさまざまなジャンルの芸術を広めることが目的だ。

当日は、事前応募で集まった36人の参加者が、はるひ野駅に集合。フルート奏者で昭和音楽大学准教授の藤田真頼さんや、地元出身の落語家・柳亭市若さんら出演者と一緒に、緑の中を散策しながら会場へ。鳥のさえずりが聞こえ、木々に囲まれた会場に到着すると、藤田さんと同大学生によるフルート演奏、市若さんによる小噺が披露された。

参加者からは「自然の中で聴くフルートの音色が素敵だった」「落語の解説が大きな動きでおもしろかった」「子どもと一緒に参加できて楽しいイベントだった」などの声が寄せられた。

アルテリッカしんゆりの担当者は「初めての試みだったが、麻生ならではの自然の中で、参加者の皆さんには、他にはない体験が提供できたと思う」と話していた。